本の黄ばみは酸化が原因!防ぐ方法はあるのか?
前回の記事で、
本が黄ばむ原因の一つが酸化だというお話をしました。
本が黄ばむ4つの原因の記事はこちら
酸化が黄ばみの原因だとすると、
ジップロックなどの真空パックで保存できるものに入れて保管するぐらいしか思いつきませんが、
それでは毎回毎回大変ですし、本を読む気が失せますよね。
というわけで今回はそれ以外のもの使用して、
酸化を遅らせる方法をご紹介します。
※酸化を防ぐのは難しいです><
酸化を遅らせる方法
黄ばみやヤケの原因で少し触れましたが、
本の大半は酸性紙でできています。
ですので、事前に黄ばみを防ぐ方法として
中性に傾ける必要があります。
小学生の時に理科の実験などしたことがあるとおもいますが、
酸性を中性に傾けるにはアルカリ性のものを用意する必要があります。
簡単に手に入る身近なものでアルカリ性のものといえば…
そうです!アンモニア水を用います!
やり方としては結構簡単で
アンモニア水を脱脂綿などに染み込ませ、
中性にしたい本と一緒にビニールに放りこんでおく!
これだけで本の酸化を未然に防ぐことができます!
また、これでも心配な方は
本のフチの部分など黄ばみやすい部分を
固く絞ったアンモニア水などを湿らせた布や脱脂綿で拭き取っておくとさらに安心かと思います。
あまり湿らせすぎるとページ内まで侵入してしまうのでご注意を!
ちなみに、
アンモニア水は薬局、薬店などで300円~500円ぐらいでおいてます。
上記のアンモニア水を使用した酸化防止は完全に防ぐことはできず、遅らせる!ことしかできませんが、大切な本の場合はやっておいて損はないでしょう。
また、既に黄ばんでいる本の場合は、
プロが教える本のクリーニング術で黄ばみを落とす方法を解説しているので併せて読まれるといいでしょう。